aobacosmodesign’s blog

仙台市内にある小さな設計事務所のブログです。

仙台市 富沢 賃貸Aマンション

台市内のマンション改修工事です
 
 
 
 
床のフローリングが経年劣化により貼替することになったのですが
 
今回は、木質系フローリングの貼替ではなく
 
既存の床の上に貼るタイプの『東リ LAYフローリング』という材料を使用しました
 
 
 
 
一枚が900×150㎜の大きさのフロアを一枚ずつ貼り付けていきます
 
こちらの材料はピールアップ工法という施工法で行います
 
ピールアップ工法とは、タイルカーペットを貼るときに
 
よく用いられるのですが
 
将来の貼替を容易にできるよう専用の接着剤を使用します
 
 
接着剤が硬化することなく、粘着性を残したままなので
 
部分的に貼替えることが可能で
 
貼替の際は、下地を痛めることなく交換できるという利点があります
 
事務所などのタイルカーペット(糊無しの場合)仕上げなどは、ほとんどがピールアップ工法です


before
 
イメージ 1

 
 after
 
イメージ 2


(LFT111使用)


素材はクッションフロアより1㎜程度、厚く、

またクッションフロアよりも硬度があります

ただ、木質系のフローリングと違い、歩行感が柔らかいことや
 
水に強いこと 耐食性やへこみにも強いというところメリットがあります
 

before

イメージ 3


after

イメージ 4



(LFT112使用)


 
しかしながら、デメリットもあります
 
この商品は多少の伸び縮みに対応できるよう
 
ジョイント部分に少し隙間を開けて施工します
 
夏は軟化し、冬は硬化するために1mm程度の隙間を嫌がる人もいます
 
隙間にゴミが入ったり汚れたり…
 
ただ、素人の方が見る限りでは気付くほどの隙間ではないので
 
そこまで神経質になることもないかなと思います

写真で見る限りでは分かりませんよね


今後、賃貸のアパートやマンションはこのような材料・施工法が増える可能性が高いです

大工工事を必要とせず内装工事だけで済むので

金額的には施工的にもお勧めです


アオバ コスモ デザイン株式会社 一級建築士事務所
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